サイトをリニューアルしました

年末に自分を労う、最高級ダージリンのティータイム

  • URLをコピーしました!
ページに広告が含まれていることがあります

(2021年のTea with Dress Diaryからリライトしました。)

「紅茶のシャンパン」と呼ばれるダージリンの中でも、最高級とされるFTGFOP。この記事では、フォートナム&メイソンのダージリンFTGFOPの魅力と、その希少性の理由を紐解きます。年末の特別なティータイムにふさわしい、一杯のお茶がもたらす心豊かな時間と、京都の老舗・開化堂の茶筒にまつわるエピソードもご紹介します。


目次

年末に自分を労う、最高級ダージリンのティータイム

こんにちは。

ティータイムを愛するヴィンテージショップTea with DressのAtsukoです。

今年もあっという間に終わりが近づき、何かと慌ただしい日々が続いていますね。こんな時だからこそ、自分を労う時間を大切にしたいものです。

今日は、フォートナム&メイソンの数ある紅茶の中でも、特別な一杯であるダージリンFTGFOPをご紹介します。

「紅茶のシャンパン」と呼ばれるダージリン

紅茶に詳しい方ならご存知の通り、ダージリンは「紅茶のシャンパン」という素敵な愛称で親しまれています。その優雅な香りと繊細な味わいは、まさに特別な日にふさわしいものです。

しかし、なぜダージリン、特にフォートナム&メイソンのFTGFOPは、これほど高価なのでしょうか。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: ダージリンティー.jpg

その理由は、その希少性にあります。ダージリンは、ヒマラヤの山岳地帯という厳しい環境で収穫されるため、収穫量が限られています。加えて、FTGFOP(Finest Tippy Golden Flowery Orange Pekoe)という最高級のグレードは、茶樹の先端にある若くて貴重な芽(ティップ)を多く含んでいます。

この特別な茶葉は、かすかなマスカットのような風味と、しっかりとしたフルボディの味わいを持ち、その上品な水色(すいしょく)は他の紅茶にはない魅力です。まるでワインのように、その年の気候や産地によって個性が変わるのも、愛される理由の一つと言えるでしょう。

特別な紅茶には、特別な茶筒を

最高級の紅茶をいただくときは、茶葉を保存する容器にもこだわりたくなります。私にとって、その特別な存在が、京都の老舗「開化堂」の茶筒です。

2019年、ロンドンを訪れた際に立ち寄った紅茶店「POSTCARD TEA」で、私はある日本の品物と出会いました。それは、開化堂の茶筒に、お店のロゴが刻印されたものでした。

その洗練された佇まいに感動し、いつか手に入れたいと願うようになりました。それから1年後、私は京都の開化堂本店を訪れ、念願の茶筒を購入することができました。職人の手仕事が光るブリキの茶筒は、時間と共に色合いが深まり、愛着が増していきます。この日は、お店の方のお計らいで茶さじをつけてくださり名前の刻印もしてくださいました。

ロンドンで出会った茶筒に、フォートナム&メイソンのダージリンFTGFOPを詰める。それは、遠く離れた二つの場所が繋がり、未来への期待を込めるような、私にとって特別な瞬間です。

この師走、自分へのご褒美として、クリスマスケーキと一緒にこの一杯を味わいたいと思います。

Thank you for sharing.
  • URLをコピーしました!
目次