(2022年のTea with Dress Diaryからリライトしました。)
「梅仕事」に興味はあるけれど、難しそうだと感じていませんか?この記事では、初心者でも失敗しにくい「カリカリ梅」と「梅の蜜煮」の作り方を、写真付きで詳しく解説。下準備のコツや、手間をかけずに楽しむ方法、さらには親子で梅仕事を楽しむ様子まで、読めばすぐに試したくなる情報が満載です。
やってみたい時にやってみよう梅仕事
日本の夏の風物詩、「梅仕事」。
梅干しや梅酒を作るこの手仕事は、昔から日本人の暮らしに根付いてきました。「いつかはやってみたい」と思いつつも、なかなか手が出せないという方も多いのではないでしょうか。
私も以前、梅酒は作ったことがありましたが、今回は母の「カリカリ梅を作りたい」という一言で、久しぶりに梅仕事に挑戦することにしました。
梅仕事は「勢い」が大切!下準備から始めよう
梅仕事は、旬の時期にしかできない特別な作業です。今回は、近所のスーパーで佐賀県産の新鮮な青梅をゲット。

梅仕事のレシピは、ちょうど母が愛読しているNHKのテキスト『きょうの料理』に掲載されていたコウ静子さんと李英林さん親子のレシピを参考にしました。

【用意した材料】
- 青梅1kg
- 焼酎、塩、グラニュー糖、保存瓶など
まずは、梅仕事の基本である瓶の消毒から。煮沸消毒とアルコール消毒を丁寧に行います。昔ながらのレトロな瓶は、見た目も可愛らしく、完成した梅を眺めるのも楽しみの一つになります。

【二度おいしい】1kgの梅で2つのレシピに挑戦!
今回は1kgの梅を半分に分け、「カリカリ梅」と「梅の蜜煮」の2種類を作ることにしました。


- カリカリ梅:梅の種と実を包丁で剥がし、焼酎と塩で揉み込み、砂糖を加えて寝かせるだけ。思っていたよりもずっと手軽に作ることができ、初心者の方におすすめです。


- 梅の蜜煮:梅に針で穴をあけてアクを抜き、じっくりと低温で煮詰めます。少し手間はかかりますが、ふっくらと柔らかい食感と、甘酸っぱい香りがたまりません。



一つの素材から二つの異なる味わいを楽しめるのは、手作りの醍醐味。万が一失敗してもリスクが低いので、初めての方でも安心して挑戦できます。


梅仕事から学ぶ、丁寧な暮らしのヒント
梅仕事は、ただ美味しいものを作るだけでなく、多くの気づきを与えてくれます。
- 段取り力:事前に瓶を消毒しておくなど、段取りを工夫すれば作業がスムーズに進みます。
- 知恵の習得:「氷砂糖は熱湯に溶ける」など、新しい発見や知識を得ることができます。
- 家族の時間:母と二人で梅のヘタを取ったり、他愛ない話をしたりする時間は、何物にも代えがたい大切な思い出です。
- 未来の楽しみ:完成した梅を、どの器に盛ろうか、誰にお裾分けしようかと考える時間も、梅仕事の大きな喜びです。
今年の梅仕事は、母の助けも借りて大成功。初めてでも難しくないので、ぜひ「やってみよう!」という気持ちを大切に、梅仕事に挑戦してみてください。