
ハロー!
子どもの頃からの「心の友」であるハローキティ。
同世代のファンも多いキティちゃんの魅力が詰まった展覧会に、私も足を運びました。
懐かしいグッズとの再会、大人になった今だからこそ気づくキティちゃんの奥深い魅力、そして年齢を重ねても変わらない「好き」を大切にする気持ちを記します。
キティちゃんに会うための準備
先日、ずっと気になっていたハローキティ展へ行ってきました。
ハローキティとはほぼ同学年。子どもの頃から自然と身の回りにキティちゃんグッズがあり、節目節目でご縁を感じてきました。
壁に貼った美術館のチラシを見るたび、期限が迫っていることが気になり、慌ててチケット情報を確認すると、混雑のため日時指定の事前予約制とのこと。これはうかうかしていられないと、急いでスケジュールを調整し、予約を入れました。
朝早くセブンイレブンでチケットを発券し、いざ美術館へ。
開館まもない時間でしたが、すでにたくさんのハローキティ展のショッピングバッグを持った人々とすれ違います。
「ああ、皆、私と同じ気持ちなんだな」と心の中でつぶやきました。
時代を超えて愛されるキティちゃん
早めに家を出たのですが、美術館に到着すると、会場は多くの来場者で賑わっていました。

展示会場の中へ入ると、まず目に飛び込んできたのは、歴代のキティちゃんグッズの数々。そして、時代ごとにテーマカラーで分けられた展示は圧巻でした。みんなそれぞれのテーマカラーの前でスマホ片手に楽しそうでした。
私は子どもの頃に親しんだ、あの鮮やかな「赤」のキティちゃん。やはり一番心を惹かれます。
ガラスケースに陳列された文房具や雑貨を眺めていると、「ああ、これ全部持っていた!」と思わず声が出そうになりました。

遠い昔の記憶が、鮮やかに蘇ります。
子どもの頃、サンリオショップで、お店の人が入れてくれる袋には必ず小さな「おまけ」をシールで貼ってつけてくれたこと。

そして、毎月心待ちにしていた「いちご新聞」。ポエムの意味はよくわからなくても、かわいいイラストを見るのが楽しみで、何度も読み返したものです。
大人になったからこそわかる、新たなキティちゃんの魅力
展示を進んでいくと、現代アーティストとのコラボレーション作品が並ぶ一角がありました。
ユニークな色使いや斬新な作風に、キティちゃんの新たな可能性を感じます。「こんなポスター、部屋に飾りたいな」と想像が膨らみました。

そして、展示の半分以上を占めていたのは、海外からのお客様です。
国籍や世代を超えて愛されるキティちゃんの成功を、肌で感じることができました。
懐かしさの衝動買いと、大人向けグッズの発見
いよいよグッズコーナーへ。
お目当ての限定グッズを求める長蛇の列に並び、待つことおよそ30分。
やっと順番が回ってきたと思いきや、10分で入れ替え制という厳しいお買い物体制でした。
個人的には欲しいものがありましたが、実際に手に取ってみるとイメージと少し違ったものもあり、結局、周りの熱気に押されて予定外のものをいくつか購入してしまいました。
自分用にTシャツとクロミのキーホルダー、そして母にキティのぬいぐるみ、姪の子にはキーホルダーと缶バッジなど。
家に帰って、改めて「心の友」をお土産にしたことで、なんだか心が温かくなりました。
最近は、シニア世代の間で、ぬいぐるみを連れて外出する「ぬい活」が流行していると聞きます。
年齢を重ねても、心を癒してくれる存在は大切。キティちゃんが子どものためだけでなく、大人のための商品も展開しているのは、本当に素晴らしい戦略だと思います。
「好き」を大切に、次の世代へ
時代は変わっても、キティちゃんは常に私たちに寄り添ってくれます。
ふと、年齢的に「恥ずかしいかな?」と思うこともありますが、サンリオはキャラクターを子どもだけのものにせず、大人も楽しめる商品構成にしてくれている。

久しぶりに訪れたサンリオショップでも、大人向けの洗練されたグッズを見つけました。
「いちご新聞はまだありますか?」と店員さんに尋ねると、「毎月発行されますが、すぐに完売します。上の世代のお客様も購入されますよ」と教えてくれました。
なんだか、私だけじゃなかったんだと嬉しくなりました。
子どもの頃の「好き」を大切に、これからも心の友を胸に、平和な日々を過ごしていきたい。そして、この「癒し」を次の世代へバトンタッチしていきたい。
そんな温かい気持ちになった一日でした。
