(2022年のTea with Dress Diaryからリライトしました。)
「ネイルサロンに行く時間がない」「コストを抑えたい」そんな悩みを抱える方へ。
ジェルネイル初心者でも簡単に始められるセルフジェルネイルの魅力をご紹介します。筆者の実体験に基づき、セルフネイルを始めたきっかけから、必要な道具、そしてプロ仕様のネイルを自宅で再現する方法まで、詳しく解説します。
ネイルは身だしなみ、そして自己管理の証
私は長年、接客業に携わってきました。その経験から、お客様は意外と私たちの手元をよく見ているということを知っています。お金やカードの受け渡し、書類を手渡す際など、指先は常に視線の先にあります。
そのため、ネイルは私にとって必要不可欠な身だしなみでした。手入れの行き届いた指先は、相手に清潔感と信頼感を与え、時には会話のきっかけにもなります。しかし、ネイルサロンでの施術には、時間もお金もかかります。多忙な日々の中で、そのコストをどうにかしたいと考えるようになりました。

ライフスタイルの変化がもたらした新たな挑戦
2021年、実店舗を閉鎖し、オンラインショップへと事業を切り替えたことで、私のライフスタイルは大きく変わりました。お客様と対面する機会が減り、ネイルサロンに通うことが億劫になったのです。
しかし、爪が弱く、亀裂が入りやすい私にとって、ネイルでの補強は欠かせません。そこで、私は自宅でジェルネイルができないかと考え始めました。
「プロにしかできない」という思い込みを捨て、まずはできることから試してみることに。博多の東急ハンズで、**ホーメイの「ウィークリージェル」**に出会ったのが、セルフネイルを始めるきっかけでした。

費用と時間を節約!セルフネイルのメリット
ウィークリージェルは、マニキュアのように手軽に塗ることができ、UVライトで硬化させるだけで、サロンのようなツヤのある仕上がりが楽しめます。

私が特に気に入っているのは、そのコストパフォーマンスの高さです。1本1,100円で様々なカラーを試すことができ、ネイルサロンでの施術代と比べると、費用は圧倒的に安く済みます。また、急な用事が入っても、ジェルを剥がすのが簡単なので、すぐにネイルを変えられるのも大きな魅力です。
セルフネイルを始めるにあたり、私はプロが使うような道具も揃えてみました。電動ネイルマシーンやキューティクルニッパーなどをAmazonで購入し、ネイルサロンごっこを楽しむうちに、だんだん慣れていきました。これらの道具を揃えることで、サロンでしかできないと思っていた甘皮処理や、爪の補強も自宅でできるようになりました。





セルフネイルがくれた、もう一つの喜び
セルフネイルを始めてから、もう一つ嬉しい発見がありました。それは、母にネイルをしてあげられるようになったことです。高齢でネイルサロンに行くのをためらっていた母ですが、私が施術してあげるととても喜んでくれました。
甘皮の形や爪の大きさなど、母の爪と向き合うことで、長年一緒にいても知らなかった新たな一面を知ることができました。母が明るい色のネイルをすることで、近所の人から褒められる機会が増えたと嬉しそうに話してくれた時、ネイルがもたらす喜びを再認識しました。

セルフネイルは、単なる美容の習慣ではなく、時間とお金の節約になり、大切な人とのコミュニケーションを深めるきっかけにもなりました。完璧を求めず、自分のペースで楽しむこと。それが、セルフネイルを続ける上で一番大切なことだと感じています。





