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茶道をカジュアルに楽しむ野点ピクニックのススメ

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(2022年のTea with Dress Diaryからリライトしました。)

「茶道は敷居が高い」と思っていませんか?この記事では、野外で抹茶を楽しむ「野点」の魅力を紹介。福岡での野点ピクニックの様子をレポートしながら、野点の歴史や、自分好みの道具を揃える楽しみ、そして福岡の伝統工芸品「博多曲物」の茶箱など、初心者でも気軽に楽しめるヒントを解説します。自然の中で心地よいティータイムを過ごす、新しいライフスタイルを提案します。


目次

暮らしの中に茶道を取り入れた野点

「茶道」と聞くと、格式張った作法や難しいイメージを思い浮かべる人も多いかもしれません。

しかし、今回ご紹介する「野点(のだて)」は、そんなイメージを覆す、自由で気軽な「お茶会」です。野点とは、屋外で茶を点てること。千利休も豊臣秀吉と共に野外で茶会を開いたという、歴史ある日本の文化です。


野点ピクニックで茶道をカジュアルに楽しむ

先日、金継ぎ教室の仲間たちと、福岡郊外のお寺のプライベートガーデンで野点ピクニックを開催しました。

満開の桜の下で、各自持ち寄ったお弁当と美味しいお抹茶を堪能。都会の喧騒から離れ、自然の中で過ごす時間は、心も体もリフレッシュさせてくれます。

野点の魅力は、何よりもその自由さにあります。厳格な作法に縛られることなく、自分らしいスタイルで楽しむことができるのです。私自身、茶道を少し嗜んでいますが、野点では景色やおしゃべりを楽しみながら、リラックスしてお茶を味わうことができます。

【道具選びも楽しい】オリジナルの野点セットを揃えよう

野点を楽しむ上で、道具選びも大きな楽しみの一つです。市販のセットもありますが、自分好みの道具を一つずつ集めるのも粋なもの。

  • 茶箱:私は、福岡の伝統工芸である**「博多曲物(まげもの)」**の老舗、柴田徳商店で茶箱を購入しました。親子二代で伝統を守り続ける職人さんの手仕事が光る、温かみのある一品です。
  • 抹茶茶碗:セットではなかなか気に入ったものに出会えないため、いずれは自分で作ってみたいと考えています。
  • 仕覆(しふく):お茶碗などを包む巾着袋。美しい柄の布を選んで自分で作れば、さらに愛着が湧きます。

野点ピクニックには、美味しいお茶菓子も欠かせません。この日は、金継ぎ教室の仲間が作ってくれた、まるで和菓子職人さんが作ったかのような美しいお菓子をいただきました。

手作りの温かさが、より一層お茶の時間を豊かにしてくれます。

まとめ:日常に野点を取り入れてみよう

茶道を習っていなくても、野点は気軽に始められる「日常のティーセレモニー」です。家にある抹茶茶碗と茶筅、茶杓を籠に入れて、 thermos に熱々のお湯を持って出かけるだけで、非日常の特別な時間を過ごせます。

春や秋の心地よい季節に、近くの公園や庭園で野点を楽しんでみませんか。コーヒーや紅茶を淹れるように、気軽に抹茶を点てる。そんな新しいライフスタイルが、あなたの毎日をさらに豊かにしてくれるはずです。

Thank you for sharing.
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