こんばんは。「Living by Tea with Dress」のAtsukoです。
「家好きのミドルエイジ、くらしを整える。」をテーマに、日々の心地よいくらしについて記しています。
本日のテーマは「くらしの整え」。
先日、少し間が空いてしまったのですが、久しぶりに金継ぎ教室へ行ってきました。
以前は月に2回ほど通えていたのですが、ここ数年は色々と予定が重なり、今では2ヶ月に1度行ければ良い方です。
だからこそ、教室で集中して器と向き合う時間は、私にとって何よりのリフレッシュになっています。
今回は、早く仕上げたいと熱望している「拭き漆(ふきうるし)」のお椀をはじめ、いくつもの工程を同時に進める充実した時間となりました。
ピカピカの艶を目指す「拭き漆」の根気と愛おしさ
いま一番力を入れているのが、2年前からはじめているお椀の拭き漆です。外側に漆を塗り重ねては拭き取る工程も、今回で3〜4回目。

私が目指しているのは、教室で先生がお茶やお菓子を出してくださるときに使われている、あの小さな拭き漆の小皿なんです。
息をのむほどピカピカで美しく、目にするたびにうっとりと癒やされています。

「ここまで磨き上げるには、どれほどの時間と手間がかかっているのだろう……」
そう思うと、自分のお椀も妥協せずピカピカに育て上げたくなります。
ご自宅で拭き漆をされる方もいらっしゃいますが、我が家では漆を乾かす「湿度と温度の調整(室/むろの塩梅)」が難しいため、教室の環境でお世話になりながら焦らずじっくりと進めています。
4年越しの挑戦。金継ぎの集大成となる「飾り皿」
そしてもうひとつ、4年前に割れてしまい、2年ほど手をつけられずにいた「お正月の飾り皿」の修理も進めています。
今年の初めに、家で作業している際に割ってしまい、破片がまた増えてしまいました。まるでパズルのような作業になっています。
パーツの多さに教室の皆さんからも「すごい根気ね!」と褒めていただくのですが、時間はかかっても、このお皿を直しきることが私の金継ぎ教室での「集大成」になる気がしています。
完成まではまだまだ遠い道のりですが、あきらめずにコツコツとなおしたいと思います。
紙の器「WASARA」を漆で育てる、新しい試み
今回、先生に思い切ってお願いしたのが「紙に漆を塗り重ねていく作業」です。
ずっと捨てられずとっておいた「WASARA(わさら)」という紙のコースターがありました。
洗練されたモダンなフォルムがとても素敵なのですが、紙なのでどうしても使っていくうちに汚れてしまいます。
普通なら捨ててしまうところですが、以前、教室でとても手先の器用なIさんが、WASARAのお椀型の紙器に漆を塗り、さらに素敵な絵を描かれているのを目にして衝撃を受けたのです。
「捨てずに、漆を塗って補強すればずっと使えるんだ!」
Iさんの作品に出会っていなければ、きっと捨てていたはずの紙器。
今日はまず生漆(きうるし)を塗って紙の強度を高める下地づくりをしました。

これから漆を塗り重ねて、最終的には品のある「シルバー(銀粉・銀漆)」で仕上げたいなと妄想を膨らませています。
繕う時間は、心を整える時間
久しぶりの教室では、器を直す手仕事の時間はもちろん、通われている生徒の皆さんやお師匠とお話しする時間も本当に楽しく、心が緩んでいくのを感じました。
形あるものを慈しみ、時間をかけて丁寧に繕っていく。
この集中するプロセスそのものが、私にとって「散らかった心を静かに整える薬」になっています。

「心を整える」やり方は人それぞれですが、皆さんはどんな方法でご自身の心や暮らしをリセットしていますか?
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

