ヴィンテージとアクセサリーのお店を福岡につくったのは…

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目次

ハンドメイドアクセサリーとヴィンテージの魅力

福岡の天神にあるヴィンテージ&ハンドメイドアクセサリーのセレクトショップ、ティー・ウィズ・ドレスのAtsukoです。

ヴィンテージのショップをスタートしてから7か月が過ぎます

ヴィンテージショップのティー・ウィズ・ドレスが誕生して色々な反応を頂いています。

インスタグラムを見て、ヴィンテージのウエアやハンドメイドアクセサリーへのお問合せをいただいて、福岡市内だけではなく、福岡の郊外の方、福岡の県外の方なども、遠方からも来ていただいています。

皆様のヴィンテージの関心の高さ、ハンドメイドアクセサリーが大好きなお気持ちを知ることができて嬉しく思います。

私のショップでは、ヨーロッパからバイイングしたヴィンテージのウエアとアクセサリー、テーブルウエアやヴィンテージの陶器、そしてオリジナルのハンドメイドアクセサリーを扱っています。

ティー・ウィズ・ドレスは、福岡の繁華街の天神の片隅にあるヴィンテージフィーリングのレンガの建物の一階にあります

少し賑やかな天神を想像されると、Tea with Dressの周りは静かな場所です。

福岡は、アジアに近い都市として、海外のお客様が増えて急成長をしていますので、いままで静かだった場所がだんだん開拓されてきています。

福岡の天神界隈や博多駅にはもちろんのこと、最近は六本松や、白金、赤坂などの福岡市内のローカルエリアには海外のお客様が増えていますので、天神北にも徐々に増えてきています。

福岡の郊外も糸島をはじめ、うきはや宗像などもだんだん県外のお客様が集まってきています。

福岡の魅力が広がって嬉しく思います

私のヴィンテージのお店は、深いグリーンの色に塗られたヴィンテージのウッドのドアが目印なのですが、扉をあけるとお店の中央には、ヴィンテージのテーブルクロスが敷いているたまご型のテーブルがあります。

その上には、ヨーロッパで出逢ったヴィンテージのアクセサリーと私が作っているハンドメイドアクセサリーのChicory(チコリ)をディスプレイしています。

いままでの福岡では出会わなかった感じのお店、福岡ではないような外国の様なお店だと、ご来店いただいたお客様にはそう言っていただけるのでとても嬉しく思います。

ハンドメイドアクセサリーChicory(チコリ)のはじめてものがたり

私がChicory(チコリ)のハンドメイドアクセサリーを、東京や福岡の皆様へご紹介しはじめたのは昨年の今頃でした。

私が旅先で出逢ったアクセサリーのヴィンテージのパーツや、新しいパーツ、ときには私が作ったハンドメイドアクセサリーのパーツなどもミックスして、カジュアルにお楽しみいただけるハンドメイドアクセサリーをカタチにしてご紹介しています。

私のご提案するハンドメイドアクセサリーは、カラフルでポップなアクセサリーが軸となっています。

私の考えるハンドメイドアクセサリーは元気であることと、その人をハンドメイドアクセサリーによって、温かみがあって素敵なお人柄で、誰よりもキラキラと目立っていただくことがコンセプトとなっています。

今回は、私の提案するハンドメイドアクセサリーChicory(チコリ)と、ヴィンテージのアクセサリーの魅力、ジュエリーなどのお話ししたいと思います。

Chicory(チコリ)のハンドメイドアクセサリーをインスタグラムに投稿、ご紹介を始めて1年が経ちました

Chicoryのワークは、東京の谷中にある東欧民芸クリコさんに、私の作ったイヤリングとピアスのハンドメイドアクセサリーを置いていただいたことからスタートしました。

そのころの私は東京に住んでいまして、福岡の移住はまだ考え中で、ヴィンテージとアクセサリーを扱うお店をやるのかも、半分半分の気持ちが揺れている状況でした。

谷中の東欧民芸クリコのオーナーのかな子さんに相談してみましたところ、ご自分の経験談を踏まえて、私の背中を押してくれました。

気持ちを打ち明けられたことで整理されて、まずは思うがままにハンドメイドアクセサリーのカタチにしてみることからはじめてみました。

思を込めて、なんちゃってひとり展示会をやってみる

いままで旅した国から集めてきたアクセサリーのパーツを、好きな色から組み合わせて、イヤリングやピアスなどのシンプルなアクセサリーのカタチにして、なんちゃってのハンドメイドアクセサリーの展示会を想定して家の中を飾りました。

作ったハンドメイドアクセサリーを並べて、イヤリングをはさむ台紙は家にある段ボールを小さく切って絵具で色を塗ってスパンコールを貼って、コスパを考えながらもハンドメイドアクセサリーが可愛く見えるような工夫して作ってみました。

そしてお部屋にあるヴィンテージの家具や愛用のヴィンテージの雑貨と一緒に、出来上がったハンドメイドアクセサリーを写真に収めてみました。

そうしているうちに、何個かハンドメイドアクセサリーが出来上がったので、東欧民芸クリコさんに持っていき見ていただきました。

オーナーのかな子さんのご厚意で私の作ったハンドメイドアクセサリーを置いていただくことになりました。

その時は嬉しくてテンションがあがりましたし、ワクワクとドキドキが滝のようにあふれ出ていました。
そして、ハンドメイドアクセサリーをクリコさんの店頭に出していただいて、自分の作品をお気に召していただける方がいるのかと不安でしたが、アクセサリーの動きがあると連絡をいただき、それだけでうれしいものでした。

そのうち、かな子さんがChicory(チコリ)のハンドメイドアクセサリーを愛用してくださるようになりました。

イヤリング女子の悩みを解決するアクセサリーへ

イヤリング派のかな子さんから、過去に買っていたイヤリングはデザインの選択肢が少ないというお悩みや、落ちにくい金具など、ユーザー目線の意見をヒアリングしていきました。

ハンドメイドアクセサリーが大好きなイヤリング愛好家の方に、気に入っていただけそうなハンドメイドアクセサリーを意識してつくってみました。

イヤリングの金具や軽さを改良して、私のつくったハンドメイドアクセサリーをお試ししていただいたお客様の反応を教えていただきました。

そしてChicory(チコリ)のハンドメイドアクセサリーを、かな子さんの私服と一緒にコーディネートしてくださることで、かな子さんのインスタグラムのフォロアーの方が私のハンドメイドアクセサリーも見てくださるようなりました。

私もインスタグラムでのハンドメイドアクセサリーの投稿のやり方や、素敵にきれいなハンドメイドアクセサリーを撮るなど、かな子さんにご指導していただき、アクセサリーの写真の撮り方、インスタの投稿の仕方とか、丁寧に手取り足取り教わりました。

かな子さんのテクニックや美的感覚は、出来上がったハンドメイドアクセサリーを魅せることについては本当に参考になるました。

Chicory(チコリ)のハンドメイドアクセサリーの投稿活動と、クリコさんの私服にハンドメイドアクセサリーを合わせていただくことで、インスタのフォロワーやクリコさんのお得意様にも、だんだん広がっていきまして、Chicory(チコリ)のハンドメイドアクセサリーを気に入っていただけるようになってきました。その効果もあり、クリコさんに置いてある素敵なヴィンテージの製品と、私のChicory(チコリ)のハンドメイドアクセサリーを一緒にコーディネートしてくださるお客様が少しずつ増えて、私のハンドメイドアクセサリーをリピートしてくださるお客様が増えてきました。それはとても嬉しいことです!!
クリコさんのお店には、東欧から買い付けしてきた素敵な古くて丁寧な刺繍のお洋服がたくさんあります。東欧民芸のヴィンテージのウエアやアクセサリーが素敵にディスプレイされた店内、クリコさんのお店の雰囲気に合った作家さんのハンドメイドアクセサリーもありまして、私もそのハンドメイドアクセサリーが大好きです。かな子さんもアクサセリーがお好きなのが分かるので、共感ができますし、そんな素敵なクリコワールドの中に、Chicory(チコリ)のハンドメイドアクセサリーが仲間入りさせていただいてとても嬉しく思います。

クリコさんのお店の雰囲気を考えて、気軽に着けやすいイヤリングやピアスのハンドアクセサリーを作ってみたり、オーナーのかな子さんの個性豊かなヴィンテージのファッションと、彼女のワードローブに合いそうなアクセサリーを考えて、ご提案できたことは興味深い経験でした。

ヴィンテージのウエアにあわせたハンドメイドアクセサリーを…

東欧民芸クリコのお店は、その名の通り東ヨーロッパを中心に、フォークロアなヴィンテージのウエアやアンティークの製品やアクセサリーなどを、オーナーのかな子さんが自ら買付して素敵なヴィンテージを紹介してくれる素敵なお店です。

このようなお店は、日本ではどこを探してもないのではないかと思います。

東欧民芸クリコさんは唯一無二!スタイルのあるヴィンテージのお店です

東欧民芸クリコさんは、東ヨーロッパの文化と一緒に、時代を超えても美しくて魅力的なヴィンテージの商品を提案してくれるお店です。

中でも特に人気のある商品は、ウクライナ刺繍のヴィンテージのブラウスやドレスです。

美人の多い国で有名はウクライナには、伝統的な結婚式やお祭りで着る民族衣装があります。

皆様にも是非ご覧いただきたいのですが、白いコットンのチュニックの形のドレスに、肩から背中にかけて袖や袖口、裾にフローラルモチーフの美しい刺繍が、丁寧に縫われています。

もちろん手仕事で、主に赤い糸や青やグリーンなどで、花や木の実をきれいな色の糸で刺繍しています。

ウクライナの伝統的な刺繍のドレスそのものがアクセサリーになりますが、中でもヴィンテージのコットンやリネンならではの生地のしなやかさや、50年も前のヴィンテージでも、丁寧な手仕事により今もみずみずしくて、古さを感じさせないフォークロアの魂を感じるもの、時には刺繍の色が黒などのモノトーンのものもあり、それもヴィンテージならでは、本当に素敵なのです。

私もずっとヴィンテージのウクライナ刺繍のドレスが欲しくて、クリコさんで素敵なヴィンテージの刺繍のドレスを見ては自分に合うものを探していました。

オーナーのかな子さんからも、運命のヴィンテージのドレスと出逢う日がくるといいねと、こころ心待ちにしていました。

そして何年か越しに、運命のヴィンテージのウクライナ刺繍のドレスに巡り合いました。そのヴィンテージのドレスにはとても運命を感じましたし、とても嬉しいお買い物でした。

肩には薔薇の刺繍が入っていて、柔らかいヴィンテージのリネン、とても肌なじみがいいものでした。

そして前立てには優しいブルーの色のイニシャルの文字が入った刺繍のもので、裾にはリネンと同じ同色のヴィンテージのレースが施されたものでした。

ひさしぶりに恋に落ちた気分でした。

民族衣装にあわせたアクセサリーを作る

探し求めていた時間が長かったヴィンテージの品物というのは、出会った時は、格別に嬉しいものです。

その気持ちを大事にしたくて、ウクライナのヴィンテージ刺繍のドレスを素敵に魅せるようなハンドメイドアクセサリー、民芸品ならではのプリミティブ感、あんまり重たくならないモダンなフィーリングのアクセサリーを着けたい。

そんなたくさんの思いを胸に、試行錯誤を繰り返してロングネックレスを作りました。

ヴィンテージのウクライナの民族衣装の特徴は、薔薇や赤い花の刺繍が特徴で、肩からや後ろ目の袖に手仕事の刺繍がとてもきれいにデザインされています。

ひとつひとつの刺繍が美しい色和えなので、ドレスそのものがヴィンテージのアクセサリーのようで、はじめて見ても忘れられない印象的なものです。

特にヴィンテージのドレスは、布の風合いが良く、刺繍も刺した人の丁寧な心が写し出されていてとても丁寧です。

その刺繍というアクセサリーを生かして、現代的な軽やかなハンドメイドアクセサリーにするならば、ヴィンテージの赤の刺繍のフローラルモチーフに合わせて、茎や葉っぱの刺繍糸の中にはブラウンやグレーの色が入っていました。

それに目をつけて、小さめのグレーのパーツを基調として、私の好きなカラーバリエーションのハンドメイドアクセサリーにして、可愛いパーツをミックスしたネックレスを作りまして、それをウクライナネックレスと名付けました。

このハンドメイドアクセサリーは、お気に入りのヴィンテージのウクライナドレスのためにつくりました。

アクセサリー単体としても、カラーパレットが合わせやすかったので、ヴィンテージのドレス以外のどんなお洋服にも意外と合うのと、ロングドレス用のハンドメイドアクセサリーとして1連の長めで着けるように考えました。

2連にしてつけても、別の表情が出ていますし、手首にグルグルに巻いてブレスレットにしても面白いので、色々なアクセサリーの着け方ができます。
アクセサリーは、人によってセオリーが違っているので、ハンドメイドアクセサリーを作ってお客様に提供することで、色々な着け方やこだわりなどの情報が集まってきて、とても勉強になりましたし今も役に立っています。

クリコさんでChicory(チコリ)のハンドメイドアクセサリーをスタートできたことは、色々な経験をさせていただきました。

クリコさんにもお世話になりましたし、クリコさん以外にも、アクセサリーの台紙のはんこを作ってくれたり、手伝ってくれるハンドメイドアクセサリーの大好きな友達がいるので、何かをはじめるときは協力してくださる方がいることはとても有難いことです。

そして、クリコさんのご縁で、昨年の2月に開店した西荻窪のヒンプリュスさんでも、Chicoryのハンドメイドアクセサリーを取り扱っていただくことになり、Chicory(チコリ)のハンドメイドアクセサリーをスタートはとてもラッキーでした。

ヒンプリュスさんは旅が大好きなオーナーの弘美さんが、旅で出逢った民藝雑貨やハンドメイドアクセアリーがてんこ盛りの可愛いお店です。

クリコさんのご紹介で、Chicoryのハンドメイドアクセサリーを気に入っていただいて、イヤリングとピアスのアクセサリーを取り扱って頂いています。お店をはじめたのが2017年と一緒だったので、同期といいますが、応援しているお店です。

関東にお住いの方にはその2店舗でChicory(チコリ)のハンドメイドアクセサリーをご覧いただけますのでよろしくお願いします。

その後、Tea with Dressをオープンしてからは私のショップで、念願のChicory(チコリ)のハンドメイドアクサセリーを展開していますので、福岡のお客様にもご覧いただけるようになりました。

九州のご遠方のお客様もインスタをみてご来店いただくと嬉しく思います。

ちいさな店内ですが、福岡にはなかった懐かしくもコスモポリタンを意識してミックス感を楽しんでいただけるようなハンドメイドアクセサリーやおもちゃ箱のようなアイテム、ユニークなヴィンテージのワクワクのもの、そして私の思いが詰まったChicory(チコリ)のハンドメイドアクセサリーも置いている福岡のお店です。

Chicoryのハンドメイドアクセサリーを扱っているのは、九州ではここだけですが、これからはもっとたくさんの方に、私のユニークなハンドメイドアクセサリーを楽しんでいただけると嬉しいです。

ハンドメイドアクセサリーの色の楽しさと個性、既成概念を打ち破ったポップで可愛いハンドメイドアクセサリーを皆様のファッションの中に取り入れていただきたいです!

日本の方も、海外の方も遠方の方も皆様大歓迎です。是非お気軽に遊びにいらしてくださいね。

Chicory(チコリ)のハンドメイドアクセサリーの名前はどこから…

私のつくるハンドメイドのアクセサリーの名前は野菜のチコリにしてみました。

チコリの野菜はしってますか?

ベルギーで好んで食べられている野菜ですが、お洒落なレストランのサラダに入っている舟形の白い葉っぱです。

少し苦みがありますが、チコリがサラダに入っていると、それだけでサラダがお洒落になりますでサラダのアクセサリーのような存在です。

Chicory(チコリ)のハンドメイドアクセサリーも、その方のコーディネートの中で生かされて、Chicory(チコリ)のハンドメイドアクセサリーが加わることで、更にお洒落になるといいなぁという願いを込めて作っています。

主役はあくまでもその方で、その方の素敵な個性とチャームを表すのは衣装とハンドメイドアクセサリーです。

新しく新調したり、ヴィンテージショップで巡りに巡ってきた衣装だったりと、その衣装を更に美しくするものがアクセサリーであると思っています。

アクセサリーはその人そのものです。

その方が好印象で、アクセサリーやヴィンテージの衣装など身に着けているものかハンドメイドら会話は広がり、出逢いのきっかけになったらいいなぁとも思いまして、可愛らしくもすこしクスッと、スマイルになるアクサセリーを作りたいと思っています。

ティー・ウィズ・ドレスこだわりのラインナップ

アクセサリーが大好きな私は、今までにいろいろなアクセサリーに囲まれて暮らしてきました。

お洒落が好きなのは、福岡出身の父と母がお洒落さんであることが大きいと思います。

子供の時に、母がお出かけしている間、一人でお留守番していた時、母のクローゼットやドレッサーをこっそりとあけては、母の大事にしていた洋服やアクセサリーが入っているジュエリーボックスを見るのが好きでした。

白いサムソナイトのジュエリーボックスは昔だったら新婚旅行などで持ち歩いていたそうですが、そんなレトロなジュエリーボックスには、母が祖母から譲り受けたレトロな宝石とか、父からの新婚当初のアクセサリーの贈り物とか海外出張の時に買ってきたその土地のアクセサリーのお土産など、色々な思い出のアクセサリーが、ひとつひとつちいさな箱に入っていて、それを見ては奇麗だなぁ~と、ワクワクとドキドキに憧れていた少女時代でした。

懐かしい思い出です。

そんな時を経て、ティー・ウィズ・ドレスというお店を開くとき、一番に取り扱いたいと思ったものはヴィンテージのアクセサリーです。

ファッションが大好きですが、洋服だけではなく、洋服を素敵に飾るアクセサリーの小物が、それ以上に好きです。

ヴィンテージやアンティークのアクセサリーの魅力は、そのデザインにあるように思います。

私はジュエリーのように宝飾品も好きで、若い時はそういうものを好みました。

宝飾品は、着る服とのバランスが重要だと思っているので、長い人生を考えると、高額な宝飾品とは一生お付き合いするというよりも、もう充分、そろそろいいのかなと思いました。

自分の好みは、母や祖母が大事にしていた古いデザインのアクセサリーのほうが好きなのです。

高額な宝飾には、ファッションと同じようにトレンドがあるので、それを追うのも予算オーバーです。

新しいデザインも素敵なのですが、やっぱり古いアクセサリーのほうがしっくりきます。

着る洋服とアクセサリーはそのハーモニーが面白いので、気軽で楽しめるようなアクセサリーを探しに行ったり、アンティークマーケットやヴィンテージのショップを巡って、自分の思い描いているアクセサリーに出逢えたときはとても幸運です。

ほしいものがないときに、ハンドメイドアクセサリーがブームになりました。


自分で作ってみたいと思って、ハンドメイドアクセサリーのワークショップへ行ったり、あるものを模写することからはじまりましたが、何回かやっていたら、飽きたというか…。

ワークショップのハンドメイドアクセサリーではしっくりと来なくて、自分の好きなパーツで、アクセサリーの並びをかんがえて、カタチにできるようになってからは楽しくなってきました。

それをベースに、ソーイングもはじめて、好きな布で洋服をつくって、それにあったハンドメイドアクセサリーをつくってコーディネートしたら、友達に褒めてもらえて…。

それが何よりも嬉しかったです。

しばらく夢中で、ハンドメイドアクセサリーをつくり続けていた時期がありました。

そのうち、だんだん仕事が忙しくなってきたので、アクセサリーを楽しんでつくることができなくなり、つくるのをやめていました。

アクセサリーを生み出すアイデアも浮かばなくなったりしたので、しばらくはつくりませんでした。

月日が経って、長く勤めていた会社を辞めて、久しぶりに時間ができたので、好きなハンドメイドアクセサリーを作ってみたいなぁと思えたので、カタチにしてみました。

昔みたいに、楽しくハンドメイドアクセサリーをつくっていた時間が戻ってきて、あのころのお休みの日には、ハンドメイドアクセサリーのパーツを集めに行って、コレクションしていたものが結構ありました。

日本や海外へ旅行したときに、手芸のお店やハンドメイドハンドメイドアクセサリーの問屋へ行って、気になるパーツや気に入ったものを買い集めていました。

ひさしぶりにハンドメイドアクセサリーのパーツの箱を開けてみても、結構かわいいもの集めていたなぁと素直に思えたし、昔のように創作する時間を楽しめるようになりました。

いろいろな時代や時を巡っても大好きなアクセサリーを、今の気分やトレンドを踏まえて、楽しんでいただきたい。

それが私のつくる、Chicory(チコリ)のハンドメイドアクセサリーなのです。

ハンドメイドのアクセサリーのChicory(チコリ)と、ヨーロッパで出逢ったアンティークのアクセサリーを、みなさんのお洒落のスパイスとて楽しんでくださいね。

アンティークのブローチの楽しさ

私はハンドメイドアクセサリーでは、イヤリングやネックレスはつくりますが、ブローチだけは自分の理想のアクセサリーのカタチにまだならず、心に温めています。

今までにいろいろな年代や時代でファッションを楽しんできて、洋服は若い時にくらべると、時間をかけて買うようになりましたが、ブローチは特に好きなアクセサリーであることもありまして、好きなものに出逢うとぱっと買ってしまいます。

アクセサリーの中では、ヴィンテージのブローチは買いやすいプライスのものが多くて自然と集まってきますが、好きなアクセサリーのモチーフのお花とリボン、ロマンチックなモチーフが多いのです。

そんな私のヴィンテージのブローチのコレクションの中でも、運命的に出逢いを果たした好きなモチーフがあります。

ジャスパーウエアのブローチ

イギリスの陶器のブランドのウエッジウッド社が作っているジャスパーウエアというラインがあります。

水色やブルーのマットな陶器に、ローマ時代の彫刻のようなヴィンテージなモチーフで描かれています。

ウエッジウッドの中でもたいへん有名なデザインなので、ご存知の方も多いと思いますが、どちらかといえば、食器の飾り棚にあるようなイメージのものです。

そのジャスパーウエアの素材で、ブローチのアクセサリーがあります。

ご存知ですか?

イメージとしては、イタリアの工芸品のアクセサリーでカメオのブローチのようなフィーリングのもので、特にヴィンテージのデザインが好きです。

ブローチは縦の楕円や横の楕円のシェープで、金具の台の部分がゴールドで、月桂樹の葉のモチーフで縁取られていたり、シルバーの台だったり、時代によってアクセサリーの形が変わっています。

残念ながら現在のものは、アクセサリーの台がメッキだったりして、デザインが今一つ心に響きません。

古いものを探しにイギリスへ行くときは、アンティークマーケットへ行っては、私の好みのジャスパーウエアのヴィンテージのアクセサリーはつい探してしまいます。

好きな理由… 色と素材感でしょうか…

20代の時、私はロンドンに住んでいました。

お休みの日は、アンティークマーケットを散策するのが好きで、私の住んでいたエリアから近いポートベローのアンティークマーケットへはよく行っていました。

楕円のカタチのジャスパーウエアのペンダントトップのアクセサリーを見つけた時は衝撃的でした。

その存在感、イギリスらしいウエッジウッドブルーで、イタリアの工芸品のアクセサリーのカメオのようなモチーフで、ヴィンテージの存在感を放っていました。

母がカメオのアクセサリー持っていたので、それに憧れていましたが、高価なものでしたし、年齢的に着けこなすアクセサリーとしてはまだしっくりいっていなかったので、いつか似合う年になったら借りようと思っていました。

ポートベローで出逢ったヴィンテージのジャスパーウエアのアクセサリーは、ペンダントトップで、縁がなかったので、20代の私がつけても重たさがなく、古臭くない感じでした。

その当時はシルバーの細いチョーカーを愛用していたので、それにつけていましたが、イギリスで生活していた自分にとってはお守りのようなヴィンテージのアクセサリーでした。

そして2年前に19年ぶりにロンドンへ行きました

昔を懐かしむ旅の始まりは、ポートベローマーケットへ行って、色々なヴィンテージのアクセサリーをみて回りました。

久しぶりに、ヴィンテージのウエッジウッド社のジャスパーウエアのアクセサリーに再会。

やっぱりすきだなと思いました。

お店の人と色々相談して、ゴールドの楕円の台のブローチを買いました。

その時は最終的にふたつのブローチで悩みましたが、ひとつだけにして、ちいさなビーズのバッグと一緒に買いました。
お店の人が、ビーズのバッグのポケットに入れてくれたので、それを楽しみにホテルへ帰って、戦利品のブローチを洗おうとビーズのバッグから取り出しましたら…なんとブローチが2個入っていました!

私はもちろんラッキーと思いましたよ!!

なんてことでしょう!ついているなぁと…。

でも、真面目な日本人の私は後ろめたさもあり、ブローチを返しに行こうかとも思いました。

その日にしかやっていないお店だったので、次回またそのお店に行こうと思いました。
昨年、そのヴィンテージのアクセサリーのお店へいったのですが、オーナーが変わっていましたので、お返しすることは叶わず。

ヴィンテージのアイテムは、その時のタイミングが大事で、一期一会だと思いました。

モノと人との出会いについてまたもや大事にすることを学んだのでした。

好きなものから出逢うことや、人や場所というのはあります。

20年前の20代に、ロンドンのヴィンテージのアクセサリーのお店で、ウエッジウッド社のジャスパーウエアのアクセサリーに逢ったことに運命を感じずにいられませんでした。

その思いといいますか、アクセサリーには作った人がいた訳なので、そういうアクセサリーの職人のことも想像しながら、身に着けるアクセサリーから広がるストーリーを育むお手伝いをしたいと思います。


みなさんにも出逢ったヴィンテージのお品やアクセサリーがあると思いますので、福岡へいらしたときは私のお店にいらしていただいて、好きなアクセサリーとヴィンテージへの熱いストーリーを語っていただきたいと思います。

ご拝読いただきましてありがとうございました。

また近いうちに、福岡で桜の美しい季節にお会いしましょう。

ティー・ウィズ・ドレス
Atsuko