(2020年の記事をリライトしました。)
かつて福岡の天神で、ヴィンテージ&ハンドメイドアクセサリーショップ「Tea with Dress」を営んでいました。
この記事では、お店を始めた頃の想い、アクセサリーが持つ魅力、そして私たちが大切にしてきたハンドメイドアクセサリー「Chicory」のストーリーを、懐かしい思い出とともに振り返ります。
福岡の天神で、ヴィンテージ&アクセサリーショップ「Tea with Dress」を営んでいたAtsukoです。
今は実店舗を閉め、オンラインショップとイベントを中心に活動していますが、以前のブログを読み返していると、懐かしい思い出が蘇ってきます。
当時、アクセサリーには、手に収まるほどの小さな世界があり、それが女性を惹きつけるのだと強く感じていました。今回は、ハンドメイドアクセサリー「Chicory」に込めた想いと、お店での素敵な出会いについてお話ししたいと思います。
女性がアクセサリーを愛する理由
なぜ、女性はアクセサリーに魅了されるのでしょうか?
- 小さな世界観とストーリー:アクセサリーは、手の中に収まるほど小さな存在でありながら、モチーフ一つひとつにストーリーが込められています。フランスで生まれた小鳥のモチーフや、揺れる苺のチャームなど、身につけるたびに想像力を掻き立ててくれます。
- コーディネートの変化を楽しむ魔法:アクセサリーを変えるだけで、いつもの服の雰囲気がガラッと変わります。洋服や靴とのバランスを考えながら、理想のコーディネートを完成させる過程は、まるで自分だけの魔法を見つけるようです。

「個性」を大切にする時代へ。ハンドメイドアクセサリーの魅力
私がショップを始めた頃、ハンドメイドアクセサリーの人気は急速に高まっていました。その背景には、SNSやハンドメイドアプリの普及が大きく関わっています。
お店に行かなくても、お気に入りの作家さんから直接購入できるようになったことで、「誰かと同じ」ではない、自分だけの特別なアクセサリーを見つけやすくなったのです。
福岡にもたくさんのハンドメイド作家さんがいらっしゃり、それぞれが個性豊かな作品を生み出していました。この「個の時代」の到来は、アクセサリーを選ぶ私たちに、より大きな喜びを与えてくれました。
想いを形にした、ハンドメイドアクセサリー「Chicory」
私のハンドメイドアクセサリー「Chicory」は、ショップの理念である「お客様が主役になる名脇役」をコンセプトに、一つひとつ丁寧に制作していました。
「Chicory」は、東京のセレクトショップや、福岡のお店に置いていただくことで、たくさんのお客様と出会うことができました。特に、SNSを通じて福岡以外のお客様からもご注文をいただく機会が増えたことは、大きな喜びでした。
お客様からは、「Chicoryのアクセサリーをつけると元気が出る」「お守りのように落ち着く」といった心温まるお言葉をたくさんいただきました。

時代を超えても変わらない、アクセサリーが持つ力
今振り返ると、私たちは単にアクセサリーを販売していたのではなく、お客様の人生に寄り添う「お守り」を提供していたのかもしれません。
年代を問わず、アクセサリーは女性の心を豊かにし、日常に彩りを与えてくれます。特にヴィンテージやハンドメイドのアクセサリーは、作り手の想いや、時を超えて愛された歴史が詰まっており、身につける人の心を温めてくれます。
福岡の小さなショップでお客様と交わした会話、そして「ありがとう」という言葉は、私の大切な宝物です。