福岡市天神5丁目でヴィンテージ&アクセサリーショップTea with DressのAtsukoです。
今日は2019年の冬にイングランドのストークオントレントを尋ねた時の記録です。
目次
イギリスの旅を満喫した最後のひとときでした
紅茶が好きな私は当然のことながら陶器や磁気が大好きです。
イギリスのヴィンテージウエアやアクセサリー、雑貨を扱うお店を営んでいる者としては、ストーク・オン・トレンドは是非一度行ってみたい都市でした。
コロナウィルスが始まる前の2019年の冬の買付では、イギリスの北を目指して旅を進めることにしました。
朝のユーストン駅
この旅ではイングランド北部への鉄道の駅としてロンドンのユーストン駅から旅に出ました。
イギリスの鉄道の駅は、場所によって特徴がありますが、ここでは出発する列車の番号が掲示されますので、ビジネスマンや旅人は自分が乗る列車の時間の30分くらい前になると集まってきます。
私は余裕を持って1時間くらい早くにユーストンに着きましたので、いつものようにカフェで朝食を頂き、本屋で時間を潰していました。
このときに乗車した列車はこちらで、ストークオントレントに到着したときに撮りました。
車体は汚れていましたが、デザインは素敵だと思いました。
列車のチケットは日本から予約をしていたので席を確保できましたし、スムーズでした。
この列車の中は、向かい合わせのシートでしたが、イギリスの列車は社内が狭いように感じます。
ヨーロッパ人は体格がいいので、もう少し広い席にしたらいいのに、窮屈そうに見えます。お向かいに座っていた人はビジネスマンのようで、パソコンで色々ビジネスの打ち合わせをしているようでした。
ハロー!ストーク・オン・トレント
予想よりも小さな駅でした。レンガと赤の窓枠、そしてベンチの赤の色が可愛い。そういうところがイギリスは素敵だと思います。
駅からホテルへ直行。荷物を預けて最初の目的地のエマブリッジ・ウォーターのファクトリーへ向かいます。
エマ・ブリッジウォーターのファクトリーに到着
ネイビーの窓枠の色がレンガの色とマッチしてとてもおしゃれです。
扉を開けると左の手前には正規商品のショップ、隣にティールームがあり、奥にアウトレットコーナーになっています。
まずは正規商品コーナーを流し見しましたが、工場の中にあると思わせない世界観がありました。
季節はクリスマスだったので、クリスマスらしいお皿やテーブルを飾るものが素敵にディスプレイされていました。
こんなお皿でクリスマスのお料理を盛り付けしたら楽しいでしょうね…なんて思いながらみているとワクワクします。
エマブリッジウォーターのアイコンのポルカドットコーナーへ。人気商品なので品薄でした。やっぱり可愛い!
窓から中庭を覗いてみると、ペットの餌入れがたくさん置いてありました。この餌入れで食べる餌は美味しいでしょうね…
色を統一してティスプレイしてあるので見やすいです。
ポップなデザインなので什器のカラーは落ち着いたグレーやグリーン、アイボリーを使っているところにセンスを感じました。
ファクトリーツアーの時間を気にしつつ、物色はこのくらいにして、お腹が空いてきたのでティールームへ
ティールームのエピソードについては、Tea with Dressダイアリーで綴っています。したのリンクからどうぞ。
ファクトリーツアーへ
ミーティングポイントへ行くと私の他に、イギリス人のふたり組の女性と一緒でした。
別の扉からいよいよファクトリー内へ侵入です。
大きな粘土がボーンと置いてありました。
ここではお皿の型に粘土をはめる作業をしていました。
体験コーナーでは粘土を触らせてくれましたので、ちょっと参加した気分でしたが、手は汚れました(笑)
天井のユニオンジャックがとても可愛いくて楽しい気分になりました。
商品を乾燥させる場所を通過。ここは文業スペースになっているので、職人さんが各々の作業をしていました。
音楽を聴きながら作業しているマダム。今風でカッコいいです。
ここではマグカップにスターの型のスタンピングをします。ピンクやグレー、ベビーピンクなどのカラーのスタンピングをするので、当然ハンドメイドなのですよね。
スタンピングの道具はスポンジに星の絵を書き写して、星型にカットして作っていました。ここまで手作業だったので感動しました。
スポンジに顔料を吸収するので、耐久性には限界がありますよね。消耗も早いと思いますので、量産しないといけないので労力を感じました。
ツアーガイドの女性が持っているのはトナカイのスポンジの工程です。
結構掘り込んでますよね。
ブランドとしてカスタマーエクスべリンスの場を用意しているのはとても素晴らしいことです。工場へ行ってみたいと思う人は当然ポテンシャルが高いですよね。
なかなかみることができないバックヤードを見学できて、体験もできて、そして製品を購入する。
エマ・ブリッジウォーターは誕生して36年くらいのブランドですが、メイドインイングランドを意識しているので商品にもプライドを感じます。
ファクトリーツアーに参加する前はなぜこの商品は高額なんだろう?と思いましたが参加してからは納得です。
例えばマグカップの工程。
通常のメイドインイングランドのマグカップだとハンドルの部分が後付けになっていますが、ここの製品は石膏の型にはめこんでつくります。石膏に入れて固めることでハンドルの強度が増しますよね。こんな工夫も含めて、国内にファンが多いことは素晴らしいですよね。
Tea with Dressではほんの一部のエマ・ブリッジウォーターの製品を扱っています。
モダンなメイドインイングランドの製品、ブリティッシュに愛されているブランドですが日本ではそんなに流通していません。
このファクトリーツアーのレポートが皆さんのショッピングのお手伝いになると嬉しいです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
おうち時間を楽しめるものが見つかりますように…
Tea with Dress
Atsuko