こんにちは。「Living by Tea with Dress」のAtsukoです。
このブログでは、「家好きのミドルエイジ、これからの暮らしを整える。」をテーマに、日々の心地よいくつろぎや「くらしの編集」について記しています。
本屋さんで『トラベラーズノートのアイデアブック』に出会ったことをきっかけに、いよいよこの愛おしい世界に足を踏み入れてしまいました。
実は2年前、京都のトラベラーズファクトリーを訪れた際、
「ここは足を踏み入れては危ない。絶対にハマってしまう!」
ぐっと理性を働かせて見送った過去があったのですが、やはり導かれるようにこの場所へ戻ってきたようです。
今回は、5月下旬に親友夫婦が福岡へ遊びに来てくれた2日間の思い出を、私らしく形にしたトラベラーズノート「旅ログ・コラージュ」の舞台裏をお届けします。
デジタルとアナログを掛け合わせたノートづくりの工夫や、旅の記憶が日々のくらしに優しく巡っていく温かさを感じていただけたら嬉しいです。
小暑の日に、八女の新茶をいただく

本日7月7日は七夕であり、二十四節気の「小暑」でもあります。
暦の上では、本格的な夏の暑さが少しずつ強まっていく節目の日です。
ひと昔前なら、この季節は「暑中見舞い」のお葉書を書く美しい習慣がありました。
手紙での季節のご挨拶がだんだんと薄れていくご時世だからこそ、このブログという場を通して、画面の向こうの皆さまに、こうして「暑中お見舞い」のご挨拶をお届けできる機会があることを、本当に有り難く、愛おしく感じています。
小暑を過ぎると、暮らしの中で少しずつ冷たいものをいただく回数が増えていきますよね。
そこで、本格的な暑さがやってくる前に、少し温かいお茶で身体をそっと労わってあげようと思いました。
今日淹れたのは、先日訪れた八女の旅で連れて帰ってきた、とっておきの新茶。
わたしのお気に入りの許斐(このみ)本家で購入しました。お店の方に伺って「宝の翠」という銘柄を頂きました。
お湯を少し冷まして、70度ほどの優しい温度でゆっくりと丁寧に淹れてみました。
新茶のみずみずしい香りと、爽やかな若い茶葉の風味がスッと喉を通って、身体の中に心地よい「涼」を運んでくれます。
「おいしいね」と、母も喜んでくれました。 あの楽しかった旅からもう1ヶ月ちょっと。時が経つのは本当に早いものですね…。
2年越しの思いを経て。ついにはじまった私のトラベラーズノート

自称「飽きやすくて、ちょっぴりケチ」な私。
これまでもSNSで素敵なコラージュ作品を見るたびに憧れつつも、「道具を揃えだしたら大変なことになる……」とブレーキをかけていました。
けれど、一度引き寄せられた心のときめきは消えません。悩みに悩んだ末、いつかお迎えする革カバーの色は「黒」にしようと心に決めています(まだ買っていませんけれど、笑)。
「中目黒のトラベラーズファクトリーへ行ってカバーを買って、東京駅の電車のカバーも数年後に買って、京都では恵文社とコラボのスタンプノートを買って、倉敷のT.S.L Kurashikiで真鍮のクリップや角の金具を買い揃えたいな……」なんて、妄想は膨らむばかりでした。
そこで今回は、本格的な革カバーを手にする前に、まずは手元にあるトラベラーズノートのリフィル(MD用紙クリーム)を使って、ずっとやりたかった「旅ログのコラージュ」から先行してスタートしてみることにしたのです。
デジタル×アナログ。Canvaを活用した私らしいコラージュ術
初めての旅ログのテーマは、親友の「まーちゃん」夫婦と過ごした福岡の2日間。普通に写真を貼るだけでも素敵なのですが、私は大好きなデザインツール「Canva」を掛け合わせることにしました。
私のコラージュ手順は、主に以下の3つのステップです。
- Canvaで構図のシミュレーション
トラベラーズノートのサイズに合わせて、写真の配置やスタンプ、イラストなどの素材を画面上でパズルのように組み立てます。 - 写真用紙に印刷&カット
Canvaのフレーム機能を使い、丸型などに切り抜いた写真を印刷して、ハサミやカッターナイフで丁寧に切り取ります。 - 手書きの文字で命を吹き込む
新しく購入したステッドラーの0.05mmの黒ペンを使い、その時の感情を文字で書き込んでいきます。
普段愛用している「フリクションシナジーノック」とは違い、「消せない」という適度な緊張感が、かえって心地よい集中力を生んでくれました。
全部で20ページ(ノートの約半分!)にわたる大作になりましたが、手を動かしてハサミを入れ、文字を綴る時間は、ちょっと面倒ですが、愛おしいクリエイティブなひと時です。
親友と巡る福岡。日常へ優しく循環していく旅の記憶

ノートを整理しながら、あの2日間の瑞々しい記憶が、今の私のくらしに心地よく「循環」していることに気づかされました。ノートに紡いだ3つの旅の景色を少しだけご紹介します。
① 太宰府天満宮の美しい茅葺きと、青もみじの竈門神社
旅の2日目は太宰府へ。
話題の建築家が手掛けた仮殿の撤去後という珍しいタイミングでしたが、裏手に回ると、職人さんの手入れが済んだ見事な茅葺き(かやぶき)屋根が広がっていました。内装関係の仕事をしているシュン兄も、熱心に写真を撮って見入っていました。
インバウンドの方たちに混ざって、私たちも大木の前でパシャリ!こんな風に、二人で同じポーズで写真を撮るなんて本当に久しぶりのことです。「大人びてしまった自分」をふと自覚する、ちょっぴり照れくさくも嬉しい時間でした。
その後、仲見世通りを散策。6年前?にまぁちゃんが遊びに来てくれた時に小さなキジの置物を買ったことを話してくれて、「そういえば、まぁちゃんはミニサイズが好きだったよね」と、過去の記憶が優しく蘇りました。
新しくできた茅乃舎のお店やビームスジャパンを覗いた後は、お蕎麦屋の「安武」さんがやっている梅ヶ枝餅を頂きました。
内装がとても素敵で、お餅をいただきながら奥まで見入ってしまいました。今度はお蕎麦も食べてみたい!
その後は、私の大好きな竈門神社へ。この季節ならではの青もみじが美しく、澄んだ空気に心が洗われるようでした。
② 「ぶどうのたね」のビビンバランチ、友人から母への心配り

久しぶりに訪れたうきはの「ぶどうのたね」は、なんだか建物も増えて、まるで「暮らしのワンダーランド」のようでした。雑貨、器、アパレル、飲食など、どこを歩いても楽しい空間です。
ランチには、美味しいビビンバ丼のセットを注文しました。デザートのパンナコッタと「豆たん」に大満足でした。
散策の途中、ずいぶん昔に、共通の友人であるラマコーヒーの岡崎夫妻に連れてきてもらった記憶が呼び覚まされました。
「そうだ、ここには素敵なカウンターのあるコーヒー屋さんがあったんだ……」と、昔の記憶の点が線で繋がります。次回はぜひ、こちらでゆっくりコーヒーをいただきたい。
ここでまーちゃんたちに買っていただいた「豆たん」というお菓子が本当に美味しくて。お留守番をしてくれていた母にお土産として渡すと、後日のお茶の時間に、凄く喜んで大事に食べてくれました。
その前日に行った「珈琲美美」のコーヒー豆を挽いて、母と一緒に過ごすささやかなブレイクタイム。
だんだん耳が遠くなり、歩くのが難しくなってきた母ですが、こうした小さくて静かな時間を一緒に過ごすことこそが、今の私にできる大切な親孝行の一つだな、としみじみ感じています。
③ 八女の茶畑で、夕暮れ時の淡い光に包まれて

旅の後半は八女まで足を伸ばしました。
少し歩き疲れた私たちが出会ったのは、古い民家を改装したレトロで可愛いフレンチ雑貨のお店。
下北沢のどこか懐かしい路地裏を思い出すような空間で、お店の方の温かい人柄に触れながらいただいたお茶は、旅の終わりの身体を優しく癒やしてくれました。
そして夕方5時過ぎに、八女中央大展望台へ。
ここは本当に行って大正解でした!初夏の広大な茶畑に、夕暮れ時の淡い光が差し込み、心地よい風が吹き抜けていきます。スマホで思いのままに写真を撮ったあとは、ただ静かに座って、みんなでぼーっとしてしまいました。
こういう「何もしない、景色に溶け込む時間」こそが、忙しい日々を送る私たちに、本当に必要な大切な時間なのだと改めて気づかされます。
夜8時に我が家へ到着。
旅の締めくくりは、私のお手製のバターチキンカレー。
リフォームして4年が経った我が家に2人を迎えるのは初めてでしたが、二人とも「美味しい!」と食べてくれて、朝のうちに仕込んでおいた甲斐がありました(嬉しさのあまり、写真を撮るのを忘れてしまったのが唯一の心残りです!)
翌朝、彼らは次の目的地である佐賀・長崎へと出発していきました。
旅の途中もLINEで楽しそうな写真がたくさん送られてきて、私までずっと旅が続いているようなワクワク感を分けてもらいました。
紙物をスクラップして、次回訪れるときへの「ジャーナル」に

素敵なお店に入ると、ついショップカードやリーフレット、可愛いマップを持って帰ってしまう癖、ありませんか?
これらをただ眠らせておくのではなく、トラベラーズノートにスクラップして活かしたいと思ったのも、旅ログをはじめた大きな理由です。
今回の旅ログの最後には、次回訪れるときのための「ジャーナルコーナー」(次の旅への記録ページ)をつくりました。
いただいたショップカードや八女のマップを見返しながら、
「次は4年前に行ったあのカフェへもう一度行きたいな」
「次は星野エリアへも行ってみたいから、お茶屋さんのリストを作っておこう」
と、未来の計画をリストアップしています。
お友達を案内するアテンドや下調べでは、定休日を調べたりルートを考えたりと、意外と労力がかかるものですよね。
こうして感動が冷めないうちに、ノートに記録しておくと、次の旅の計画がスムーズに立てやすくなるのではないかなと…。

ノートを編集することは、これからのくらしを編集すること

まぁちゃん夫妻と過ごしてから1ヶ月以上が経った今でも、ノートを広げればあの時の空気や、八女の夕焼けが鮮明に蘇ります。
旅の途中でインスパイアされ、すぐに素晴らしい版画作品を完成させていたクリエイティブなシュン兄のようには行かないまでも、私はこの「旅ログづくり」という時間から、たくさんのエネルギーをもらいました。

私のはじめての旅ログは、色々な情報をぎゅっと詰め込んだので、仕事や家事の合間にコツコツとつくって、完成まで丸1ヶ月かかりました。
旅ログノートに記すことで、旅の記憶が「時間とお金を消費する」以上の価値となり、日々の暮らしや家族との時間へと還元していきました。
これこそが、私の目指す「心地よいくらしの循環」の形なのかもしれません。
これから先、革カバーを手にしてからも、私らしい工夫を重ねていきたいと思いますので、またご紹介させてくださいね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。 本格的な夏の暑さに負けないよう、皆さまもどうぞご自愛いただきながら、素敵な夏の思い出を作ってくださいね。
シュン兄のInstagram…(魂のこもった作品に圧倒されます…)
私が参考にした本、使っている文房具はこちらです。

