こんにちは。「Living by Tea with Dress」のAtsukoです。
「家好きのミドルエイジ、くらしを整える。」をテーマに、日々の心地よいくらしについて記しています。
本日のテーマは「くらしの編集」。
私は防災士の資格を活かし、今年から地域の安心安全課の活動に参加しています。
先日は民生委員さんの勉強会に参加し、警備会社の方から最新の地域防犯についてお話を伺ってきました。
最近のニュースでは、トクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)や闇バイトによる強盗、巧妙化する特殊詐欺の被害を目にすることが増えましたよね。
毎日のように物騒なニュースを見ていても、「うちは田舎だから」「大した資産はないから」と、どこか他人事になって対策を後回しにしていませんか?
実は私もレクチャーを受けるまでは、ニュースの事件を、遠い出来事のように感じていました。
しかしプロのお話は、これまでの常識を覆すリアルなものばかり。
これからの時代に必要なのは、「治安の神話を捨て、防犯意識と暮らしをアップデート(編集)すること」です。
ご家族や大切な我が家を守るために、今日からできる防犯対策のポイントをまとめました。
1. 警察官を騙る「劇場型詐欺」と「SNS通話」に注意
特殊詐欺の手口は日々進化しています。
近年増えているのが、警察官や弁護士、役所、NTTの社員などをかたり、複数の役柄を演じ分けて騙してくる「劇場型詐欺」です。
絶対に覚えておきたい防犯ルール
- 警察がSNS(LINEのビデオ通話など)で連絡・取り調べをすることは100%ありません
画面越しに偽の警察手帳や逮捕状を見せられても、絶対に信じないでください。 - 電話番号の表示偽装に騙されない
ナンバーディスプレイに警察署の番号が表示されていても、アプリ等で偽装されている可能性があります。電話に出ず、自分で番号を調べる癖をつけましょう。 - 「誰にも言わないで」は詐欺の決め台詞
「守秘義務がある」などと秘密裏に進めさせようとする連絡が来たら100%怪しいと疑い、一旦電話を切って家族や警察に相談しましょう。
2. 闇バイトが狙う「家の特徴」と玄関の「マーキング」

犯罪グループは突発的に襲うのではなく、複数人で役割分担をしながら事前にしっかりと「下見」をしています。
狙われやすい家の特徴
- 防犯設備がない(防犯カメラやセンサーライトが未設置)
- 人目がつきにくい(死角が多く、人通りが少ない)
- 逃走経路が確保しやすい
- 高齢者や女性の一人暮らし
- 周囲から高級品が見える(高級車や、窓から見える高価な家具など)
また、ネット通販やポイントカードの会員情報が闇ルートに流出し、ターゲット候補としてリスト化されるケースもあります。
「データ漏洩のニュース」も他人事と思わず、普段使っているポイントサービスなどを含め個人情報の扱いには注意が必要です。
玄関周りの「マーキング」を即チェック!
表札やインターホン、ポスト、配管、室外機などに、見覚えのない「落書き」「シール」「文字(例:WS1019などのアルファベットと数字の組み合わせ)」はありませんか?
これらは下見役が、家族構成や不在時間などを共有するための暗号(マーキング)です。
実は私も過去に一人暮らしをしていた頃、表札に手書きで小さな数字が書かれていたのを思い出しました。
当時は検針員さんのメモかと思っていましたが、今思えば完全にマーキングでした……。
もし見つけたら、写真を撮って警察に相談し、すぐに綺麗に消し去りましょう。

【コラム】今日からできる!「手軽な防犯グッズ」おすすめ5選
警備会社の方のお話によると、「侵入者が犯行をあきらめる要素(理由)」には以下のようなデータがあるそうです。
- 声をかけられた:63%
- セキュリティ・防犯カメラを設置していた:54%
- 犬を飼っていた:31%
- 窓ガラスが面格子(または防犯フィルム)になっていた:23%
- 警察官に出会った:20%
- センサーライトが設置されていた:20%
不審者に声をかけるのは少し怖く感じますが、実は「声かけ」が最も高い防犯効果(63%)を発揮します。
「どちら様ですか?」「何かお探しですか?」と、ご近所にも聞こえるような声で挨拶するだけでも強力な抑止力になります。
侵入の主な手口
警察庁が発表している「令和6年の刑法犯に関する統計資料」によると、住宅の中でも無施錠による空巣被害が最も多い結果とのこと!
そういえば、叔母が住んでいたマンションは8階建てでしたが、エレベーター付きの集合住宅でもオートロックがなかったので、誰でも入れるなぁと心配でした。
叔母は用心深くすぐに施錠していたので何事もなかったのですが、オートロックの有無にかかわらず集合住宅だとしても、外出だけでなく、就寝時にも戸締まりを確実に行い、ゴミ出しや新聞を取りに行くなど、ちょっとした外出でも気を抜かずに施錠する習慣が重要ですね…。
| 建物の構造 | 1位 | 2位 | 3位 |
| 戸建て住宅 | ガラス破り | 無施錠 | ドア錠破り |
| 集合住宅(3階以下) | 無施錠 | ガラス破り | ピッキング(合鍵) |
| 集合住宅(4階以上) | 無施錠 | ピッキング(合鍵) | ガラス破り |
防犯対策は大掛かりな工事をしなくても、自分で気軽に整えられます。
犯罪者に「この家は防犯対策されていて面倒そうだ」と思わせる、おすすめの防犯グッズ5選をご紹介します。
① 防犯ステッカー(防犯シール)
特徴: ポストや窓ガラス、玄関ドアに貼るだけで「防犯カメラ作動中」「セキュリティ導入済」を視覚的にアピール。
効果: 最も低コストで即効性のある「見せる防犯」です。下見(マーキング)に来た犯罪者を強力に牽制します。
② ソーラー式 人感センサーライト
特徴: 人の動きを感知して自動でパッと明るく照らす屋外用の照明。
効果: コンセント不要のソーラー充電式なら配線工事も電気代も不要。玄関脇や庭の死角(人目が届かない場所)に置くだけで夜間の侵入を防ぎます。
③ 窓用 防犯ブザー(衝撃・開閉センサー)
特徴: 窓ガラスへの衝撃や窓の開閉を検知し、大音量アラームで異変を知らせる小型警報器。
効果: 侵入経路として最も多い「窓」をガード。両面テープで簡単に貼れ、大きな音で犯人を退散させます。
④ 窓用 防犯シート(防犯フィルム)
特徴: 窓ガラスの内側に貼り付け、ガラスの打ち破りを防ぐ厚手の強力フィルム。
効果: 強盗や空き巣の手口である「こじ破り・焼き破り」を物理的に阻止。「侵入に5分以上かかると諦める」心理に非常に有効で、台風時のガラス飛散防止(防災)にも役立ちます。
⑤ 音で威嚇する 防犯砂利(ぼうはんじゃり)
特徴: 上を歩くと「ジャリジャリ!」と大きな音(約80dB以上)が響く特殊な軽量砂利。
効果: 家の裏手や勝手口周りに敷き詰めるだけで、足音を嫌う侵入者を遠ざけます。同時に庭の雑草対策にも効果的です。
3. 一番の防犯は「地域の横のつながり」と「声かけ」
防犯カメラや防犯フィルムなどの設備(ハード面)も有効ですが、犯罪者が最も嫌がるのは「地域住民の目」です。
- 一番の抑止力は「声をかけられること」と「顔を見られること」
- 不審者やスマホで家を撮影している人を見かけたら、地域で共有・通報する
- 「挨拶を交わす地域」であること自体が強力な防犯バリアになる
「何かおかしいな」と感じたら、一人で抱え込まずご近所やご家族と情報を共有することが、地域全体の防犯力を高める第一歩になります。
おわりに
「日本の水と安全はタダ」と言われた時代は終わりを告げました。
最近の強盗は複数人で押し入るため、一度侵入されるとパニックになり、自分の身を守るだけでも一苦労です。だからこそ「侵入させない環境づくり」が何より重要になります。
防犯も防災と同じロジックです。最新の知識を正しく持ち、住まいの環境と防犯意識を常に整えておくことが大切です。
日々の穏やかな暮らしを守るために、ぜひご家族や地域の皆さんと「最新の防犯」について話し合うきっかけにしてみてくださいね。
ネットで検索すると、防犯対策ができるグッズがいろいろありました。ご参考までに。

