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防災士の私が母と試した「防災トイレ」のリアル。100均から組み立て式まで、足腰の不安と現場の困りごとに備える【くらしの整え】

防災トイレを比較
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こんにちは。「Living by Tea with Dress」のAtsukoです。

「家好きのミドルエイジ、くらしを整える。」をテーマに、日々の心地よいくらしについて記しています。

本日のテーマは「くらしの整え」。

先日発生した熊本地震などのニュースを受け、我が家でも改めて防災対策の見直しを行いました

私自身、防災士の資格を持っていることもあり事前に試しておきたいことは山ほどあります。

しかし、同居している母にとっては、過去に東京や福岡で大地震を経験していても、時間の経過とともにどこか「他人事」になりがちでした。

しかし、今回の熊本地震は夏の地震で、被害が大きい為、テレビで見た情報を私にあれこれ指示してくるので、これは絶好の機会だと思い、以前購入していたダイソーの段ボールトイレや100均のコンパクトトイレを実際に引っ張り出し、母と一緒に組み立てて「避難シミュレーション」を行ってみました。

目次

ダイソーの500円段ボールトイレでわかった「組み立て」と「高さ」の壁

我が家では、自宅の洋式トイレに被せて使うポータブルトイレ(防災トイレ)の「凝固剤+袋の100回分セット」を標準備蓄として用意しています。

防災トイレの備蓄量はどれくらい必要なのか気になるところですが、一般社団法人 日本非常用トイレ協会や内閣府のガイドラインでは、「1人1日5回 × 7日分(1週間)」の備蓄が推奨されています。

我が家のように2人暮らしの場合、(5回 × 2人)× 7日 = 計70回分 が最低限必要な計算になります。100回分セットがあれば2人分+αのゆとりが持てるため、我が家ではこの量をベースのストックとして定着させました。

箱の中には、便器にかける透明のビニール、汚物を入れる黒ビニール、凝固剤、ポケットテッシュがついています。

しかし、地震で便器そのものが破損した場合の「代替えトイレ(土台)」が必要だと考え、あれこれ検討した結果、まずはワンコイン(500円)で買えるダイソーの段ボールトイレを準備していました

コスパ抜群の段ボールトイレですが、実際に組み立てて座ってみると大きな気づきがありました

① 初めて組み立てる時の戸惑い

構造自体はシンプルですが、初めて開梱して切り込みを折ったり組んだりするのに予想以上に時間がかかりました。いざ停電や断水で焦っている時にぶっつけ本番でやるのは危険だと実感。

実際に経験できたのは大きな収穫でした。

② 「高さ」と「立ち座り」のリアルな問題

ダイソーの段ボールトイレを組み立ててみると、私でも「少し低くて用を足しにくいな」と感じました。

高齢で足腰が弱くなっている母に座ってもらうと、やっぱり「低すぎて立ち座りが大変」「何かに掴まらないと危なくて使えない」という切実な声が上がりました。(※小さなお子さんにはちょうど良いサイズなのかもしれません。)

杖を頼りに立ってみるなど家にあるもので実験してみましたが、単に便座を用意するだけでなく、「掴まる場所(手すり代わりのもの)」もセットで考えておかなければならないという新たな課題が見えてきました。

実際に、ポータブルトイレを段ボールトイレにセットしてみました。

凝固剤を入れて、黒い袋を結んでイメージトレーニング。

10秒で組める「高さのある簡易トイレ」へアップデート

ダイソーの段ボールトイレでの経験を踏まえ、もう少し高さがあり、組み立てが簡単でコンパクトに収納できるタイプをAmazonで探して新しく導入しました

早速開封して組み立ててみると、なんと10秒ほどで一瞬で完成!

段ボールよりも高さがあり、組み立てのストレスが一切ありません

母にも試座してもらったところ、現在の水洗トイレの高さに慣れているため「これでももう少し高さや掴まる場所があると安心だけど、段ボールよりはずっと座りやすい」との感想をもらいました

現在は、この防災トイレをトイレ内の収納スペースに箱を切って設置し、スッとそのまま取り出せる「即応体制」でセットしています

3. 100均(セリア・ダイソー)のコンパクトトイレを開けてみた発見

合わせて、持ち出し用やお出かけ用にストックしていた100均の携帯・コンパクトトイレも実際に開封して中身を確認しました

セリアのコンパクトトイレ

前掛け風の黒いビニール袋が付属していて、野外や隠れる場所がない時でも体を覆って用を足せる構造に感心しました。

ダイソーのコンパクトトイレ

しっかりした厚手の黒い袋に凝固剤を入れて縛るシンプルなスタイル。 頭で想像するだけでなく、実際にパッケージを開けて袋の質感や手順を目で確認しておくだけで、万一の時の安心感が全く違います。

4. なぜ被災現場で「生活用水で流す」トラブルが絶えないのか?断水時に絶対にやってはいけないこと

各地の被災現場では、せっかく分けてもらった貴重な生活用水を使って「バケツでトイレを流そうとする」光景が今もよく見られます

しかし、便器が無事に見えても、配管の破砕やマンション階下への漏水、地域全体の下水詰まりという深刻な二次被害を引き起こすため、「断水時は絶対に水で流さない」のが鉄則です

それなのになぜ、非常用トイレを使わず水で流そうとしてしまうのでしょうか?

  • 「水さえあれば流せる」という無意識の思い込み

    普段の習慣から、無意識に水で解決しようとしてしまいます。
  • 非常用トイレの「圧倒的な備蓄不足」

    100均などの数回分で「備えた気」になってしまい、断水が長引いた際にすぐ底を突いて水に頼らざるを得なくなってしまいます。

被災時の水は「飲む・洗う」ための貴重な命綱です。

「水は流すためではなく、生きるために使う。トイレは袋と凝固剤で固めて捨てる」

このルールと汚物袋・防臭袋(BOS袋など)の備えを普段から家族で共有しておくことが、自分と地域を守る最大の防災になります

いつ、どこで災害に遭遇するか分からないからこそ、まずは100均で1つ簡易トイレを買ってみて、ご家族と一緒に組み立てて座ってみませんか?

「実際に触ってみる」という小さな行動が、防災を他人事から自分事へと変える一番の近道になります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

この記事を書いたのは…
Atsuko
「Living by Tea with Dress」管理人 。「家好きのミドルエイジ、これからのくらしを整える」をテーマに、ちいさなことが愛おしくなるようなくらしを発信している「くらしの編集人」です。愛用品はフリクションシナジーノック05とロルバーンノートA5。好きな野菜はにんじん、好きな時間はティータイム。
Thank you for sharing.
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